初ハルカス

はぁ?今頃?…と呆れられるでしょうが、ようやく阿倍野ハルカスに行きました。
9月~10月に中学校でお世話になっていた先生(女性)とのデートでした。
北斎展をご一緒する目的でしたが、私にとっては、ハルカスも大きな魅力の1つだったのです!
先生は非常に通人でいらして、混雑しない最善の方法をよくご存知で、お陰様で窮屈な思いをせずに北斎もハルカスも堪能できました。IMG_20171126_233314

お昼はハルカスにある―もくもく農場レストラン「お日さまのえがお」―というビュッフェのお店でランチをしましたが、そちらも先生のお取り計らいによって立ち並ぶことなくスムースに入店できました。
お野菜とお米がべらぼうに美味でございました♪♪♪
展覧会じゃあるまいし、ぐるぐる回って物色するのに時間を要してしまい、気になっていたものが全て頂けませんでしたが、ハズレなしでした。
先生はハルカスや展覧会のみならず、ビュッフェも達人でいらっしゃり、見事なチョイスとフットワークで私が気にっていたものは勿論のこと、私が見落としていた美味しそうなものまで一通り召し上がってられました!
同じテーブルに居ながら、陰と陽のようで面白かったです。
話し込んでいるうちに楽しみにしていたジェラートを食さずままタイムオーバーとなってしまい、それだけが無念。

先般のサッカー観戦といい、優れた達人が友に居てくれることは有難いことこの上ないです。

それにしても、今回はイヤホンガイドを頼りに隅から隅まで「葛飾北斎」について鑑賞したつもりですが、凄い人!
尊敬する地歌の世界の巨匠の面々と重なり合う衝撃を幾つも受けました。
あの時代の偉人たるや恐るべしと、無意識に姿勢が正されることしきり。

お金に困った不遇な時代もあったとも聞き、なおさらに感動と尊敬の念を覚えたり。

今回は晩年の作品が中心だったとのことですが、知らなければ晩年だなんて思いもよらない活き活きとした迫力のある作品に圧倒されっぱなし。
しかも、イヤホンによると、あとせめて5年生きられれば、真の絵描きになれるのに・・・と言っていたとか。。

もっと謙虚に、もっと必死に音楽家たる道を歩み、学び、苦しまねば罰があたると思いました。頑張れ自分!甘えるな自分!

余談きわまりない話。わたくし専売特許の妄想ですが、若い金髪の青年が食い入るように、魂を込めて鑑賞していました。別にストーキングしたわけでもなく、ちょうど似たような鑑賞ルートとペースだったのです。
そんな事情でやむを得ず青年を観察する機会も得たのですが(嘘じゃないヨ)。
勝手に異端児的な美大生、もちろん専攻は意外や日本画(笑)と決めつけて(笑)、かつてどこからどう見ても異端児、金髪に破けたGパン姿で色んなコンサートを思いつめた表情で聴きあさっていた音大時代の自分と重なりあって(笑)、「よか、よか、うん、うん、それでいいのだ!頑張れ~!お互いに我道を貫こう!」と同志同類の青年に対して無言のエールを送ってみたりしました(笑)。
こういった妄想、悪い癖ですが、、、やめられません(苦笑)。