今年は京都市で東アジア文化都市2017という大きな行事が行われています。
昨年11月にも同イベントのプレ事業の催しがロームシアターで開催されまして、光栄なことに箏演奏をさせて頂きました。
その時には、中国はお笛、韓国は舞踊、日本は箏でした。
今回は中国長沙市の開幕式典で演奏させて頂きましたが、なんと中国の琴奏者と、韓国のカヤグム奏者の演奏もあり、日中韓のコト弾きが揃いました!
同じステージでそれぞれソロステージを披露した後に、合同で中国民謡を美しい中国の群舞に囲まれながら演奏しました!
演奏の後では、それぞれのコトについて見聞を広めたり、情報を交換したり、コト弾きならではの会話で花を咲かせました。
といっても、会話は全て通訳の方を介してでした。
今回の旅には、最初から最後まで専属の通訳さんが付いて下さり本当に有難かったです。専門的な内容まで付きっきりで通訳してくれたおかげで深い交流が果たせました。
通訳の方も、幸か不幸か、これまで全く無縁だった箏について詳しくなれたかと思います(笑)。
この旅は、飛行機のトラブルに始まり、ホテルに草履を忘れてしまう失態、せっかく買ったキティちゃんの風船をホテルに忘れてしまう事件などなど様々なドラマが巻き起こりましたが、信頼できる同行者と気兼ねなく行動し、絶妙なチームワークで臨機応変に動き、誰もが一度たりとて重いため息や愚痴が出ない、非常に楽しく有意義な旅でした。それって大事なポイントです。
現地の方には本当に良くして頂き、箏専用の運搬車までご用意下さり本当に恐縮の極みでした。
自分の口からは「しぇーしぇー」としか発言できずもどかしい思いをすることが多かったのですが、きっとそんな気持ちも届いているだろうと思います。そのくらい、素晴らしいチームでした!
心と心が行きかう交流。素晴らしいことです!
今回は演奏以外にも文化交流ということで、素敵な場所に色々と連れて行って頂きました。それぞれの観光先で得た知識や空気、感動した食文化、自分以外のパフォーマーの皆さんの素晴らしい芸力、交流した全ての方々の暖かい真心と笑顔と真摯な表情、、、、全て忘れることのない思い出ですし、今後の糧となりました。
この行事の演奏者として抜擢して下さった京都市に心から感謝します。お世話なった皆々様、ありがとうございました!